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あおさ入り伊勢海老みそ汁 まとめ

各レーダーチャート項目の基準(クリック)

味:筆者と周囲の感想を総合しています(主観)

贈りもの:お土産レベル→3、贈答用でないが十分贈れる→4、贈答用として十分→5

歴史:2010年以降創業→1、2000年以降創業→2、戦後創業→3、戦前創業→4、明治創業→5

価格:贈答用300円~400円、名店200~300円、普段使い100円~200円 を基準として、同程度で3、優れていれば4以上

健康:添加物/塩分標準→3、無添加/塩分標準→4、+αの健康要素→5

インパクト:何かしらの特徴・差別化要素がある→3、希少性や驚き要素がある→4、希少性や驚き要素が際立っている→5

筆者撮影
磯苗(いそぶえ) 「あおさ入り伊勢海老みそ汁」
オススメ度 :2.5



「あおさ入り伊勢海老みそ汁」は、伊勢海老とあおさの風味を活かした贅沢な即席みそ汁です。
生みそタイプで、お湯を注ぐだけで本格的な味わいを楽しめます。合成保存料や着色料を使用せず、素材の旨味を大切にしています。
ただ、具材は控えめであり、伊勢海老などの風味も筆者には感じられませんでした。

三重県の事業者でありながら、熱海のホテルや熱海の商店街でも広く置いてあり、広く展開しているようです。

ココがスゴイ!!
  • 無添加(保存料・着色料無使用)
気になったところ
  • 熱海でも、千葉でも、どこでも見かける
  • 製造者の記載がパッケージにない
  • 伊勢海老を感じない
  • 「あおさのり」もとても少ない

筆者

パッケージで期待をもってしまいますが、普通のおみそ汁です

おみそ汁に関する項目説明
製法生みそ
日持ち(目安の賞味期限)常温180日程度
商品の種類数1種類
味噌の種類(米/豆/麦)米味噌+豆味噌
味噌のブランド(どこの地域の味噌か)国内製造 と記載
味噌の色普通(合わせ味噌)
価格(1個当たりの価格)100~200円
拠点三重県伊勢志摩
運営企業(お店)
その他 特記事項風味調味料が多い(昆布エキス・煮干粉末・酵母エキス)

伊勢志摩の海老やあおさを取り扱う 磯苗(いそぶえ)

有限会社磯笛(いそぶえ)

伊勢志摩地域で水揚げされた新鮮な伊勢海老やあおさ(ヒトエグサ)を主原料とし、これらの素材の独特な香りと味わいを大切にした商品開発を行っています。

主な製品には、うどん、のり、佃煮、みそ汁、チップスなどがあり、体にやさしい食品を提供することを使命としています。

伊勢海老やあおさの粉末加工を自社工場で厳格な管理のもと行い、品質の高い製品作りに努めています。

公式ホームページ:https://www.iso-bue.com/

実食レビュー

今回も、4回/5回目のレビュー同様、家族旅行で、星野リゾートグループの「リゾナーレ熱海」にいったとき、ホテルの売店に売っていました

写真撮り忘れにて、https://kopuccho.hatenablog.com/entry/2017/03/05/113645 から拝借

こんな感じのパッケージです(すごく美味しそう)

伊勢海老というのが、贅沢感をそそります。

5パックで600円台。100円~200円でどれだけ伊勢海老を感じられるかが注目です…!!

「伊勢海老」と「あおさ」の風味を生かした

ちょっと贅沢な味噌汁

ポイントなのですが、生産者名が書いていません

後述しますが、これは商流上・販売上の戦略で書かれていないかと思います

生みそと、具材袋が分かれているタイプです。

開けてみるとこんな感じです… あおさが目立ちます

伊勢海老は粉末として味噌に溶けているのだと思います

160mlのお湯を入れると、このような感じです。「あおさのり」がすこし、お麩がすこし

「あおさのり」をアップすると、このような感じ

まあ、かなり少なめですが、メインは伊勢海老を感じられるかどうかです。

でわでわ、今回も…実食…!!!

…..

…..

筆者

….いない

筆者

….いないです!

筆者

….残念です!

名店で価格も2倍以上でありながらも、第3回レビューで食した、中納言「伊勢海老のお味噌汁」と比べてはいけないのでしょうが、

まったく海老の味はしません

比較をしたいわけではないですが、第5回目のレビューである「漁師のあおさのり味噌汁」のほうが「あおさのり」に関しては圧倒的に多いです

改めて、パッケージを見たときに、これだけの見栄えをしているのですから、少しは味がしてほしいモノでした

あとひとつ、重要な点は、このお味噌汁は熱海に関係ないという点です

筆者

生産業者はパッケージにないですが、調べると三重県の業者と分かります

即みそ太郎

このパッケージと、生産業者を伏せていることは、熱海の海産物を食べられる と思ってしまいます

たくみな営業をしていることで、広く展開を目指していると思われます。

生産業者を伏せる利点

実は、生産業者を伏せるということは、法律上(決まり上)問題はありません。

ただ、そこに隠された意図は色々あります。

1. 地域ブランディングを活かした販売戦略

観光地(今回は熱海)で販売する場合、その地域の特産品や名物として認知されることで、商品の売れ行きが良くなることがあります。そのため、パッケージに「三重県産」と明記せず、あえて地域名を強調しないことで、現地の特産品と誤認されやすくなります。

2. 販売エリアを拡大するための工夫

生産地での販売に加えて、観光地や他の地域でも販路を広げたい場合、製造業者を伏せることで「その地域専用の商品」というイメージを持たせ、より多くの消費者に手に取ってもらう戦略の一環である可能性があります。

公式ホームページに書いてある、生産業者(磯笛 いそぶえ)の販売先

(株)家城物産、(株)伊勢魚類市場、伊勢米穀企業組合、(株)大森商店、加藤産業(株)、
(株)ぎゅーとら、(株)国分、(株)正和物産、(株)第一物産、(株)鳴門千鳥本舗、
(株)ラグノオささき、ロマンス製菓(株) 他
 (敬称略・50音順)

筆者

商社や卸業者を経由していろいろ展開してそうですね

3. 法的要件を満たした上での表示

食品表示法上、製造業者ではなく販売者を記載すれば法的には問題ありません。このルールを利用して、製造地を強調せず販売地域の印象を優先した表示方法を採用していると考えられます。

即みそ太郎

販売者のシールは貼っています

筆者

筆者は、この方法を好みません

このような表示方法は、消費者が「地元産」や「現地の特産品」と誤解しやすくなるため、販売戦略としては効果的ですが、消費者から不信感を持たれるリスクもあります。

また、地域の名産品を期待して購入した場合、後で製造地を知った際に違和感を覚えることがあります。

筆者

三重県の伊勢志摩で売っているならともかく、生産業者を伏せて静岡県の熱海で売っていますからね!

味もまったく伊勢海老を感じず、誠意を感じないお味噌汁でした

まとめ: 熱海に関係してない、熱海で買った味噌汁

磯笛の「あおさ入り伊勢海老みそ汁」は、豪華な伊勢海老のパッケージに期待を膨らませていただけに、その味わいには正直がっかりしました。

まったくと言っていいほど伊勢海老の風味を感じられず、見た目の印象と中身のギャップが大きすぎた一杯でした。

それだけでなく、パッケージに製造地を明確にせず、熱海で販売されていたことから、現地の特産品だと誤認させるような販売方法にも大きな不信感を抱きました。

観光地での購入には期待が伴うだけに、こうした誤認を誘う販売には残念な思いを感じざるを得ません。

消費者としては、見た目や雰囲気だけでなく、誠実さのある商品づくりと販売を求めたいものです。

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ただし、味噌汁は衛生上、食べる直前に作ることがポイント。長時間保存せず、その場で作りたてを楽しみましょう。便利で快適なフードジャーを活用して、どこでも美味しいお味噌汁を味わってみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

筆者

筆者の紹介です

結婚祝いで貰った、本田味噌本店の「一わんみそ汁」から、即席みそ汁にハマりだす

ハードワークで無駄に人生がんばり、現在は外資系IT企業の日本マイクロソフトにて奮闘中。

ほっと一息つける味噌汁は人生のお供。

20代は、国際的な大学(ICU)で、日本研究を専攻、日本の文化を海外で発信するのが生きがい。

2児の娘の親。ネコも家族

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